シティボーイズで誰が好きかって言われると、すんごく考え込んでしまいそう。でも今回は(今回も)特に斉木さんの野放しキャラクターには持っていかれっぱなし。「野球さん」はツボに入って、苦しくなった。「煮麺さん」も「確変おやじ」も自由過ぎて、ひとりで脱力してしまう休日の午後。干しシーマン。
ほか「水道出しっ放しで旅に出る」とか「後ろ向き念仏」とか「白熊」とかが好みです。
んーやっぱり古い作品から順に見てった方がよかったのでしょうか。10年以上前の作品になると、ちょっとズレがあるかなー。
「カウボーイ迷う」みたいなのがやっぱり一番好き。カウボーイがラーメン屋始めるあたりの勢いがぞくぞくする。
あれだけ掻き回されると、収拾がつかなくなってオチもなくストンと終わっても平気です。演劇論的には、ああいうパターンにちゃんと呼び名があったりするのでしょうか。一人称小説調や独白調にも弱い。
メモ。
「はさまった人々」
「小粋な三人」
「うるさい原因」
「蛸逃げ」
「義昭ちゃんとメリーゴーランド」
「ピアノの粉末」
「食堂」
「メリーゴーランドの話2」
「五人姉妹の物語」
「カウボーイ迷う」
「会話の訓練」
「五人の鉄砲隊」
よかったー。鼻の奥ツン。
バンド経験もアンバランスな友情もキラキラした青春も、割と無関係な高校生活を過ごした僕だけに、率直に羨ましかったです。中学のころや大学生活の中ではいろいろ甘酸っぱく楽しい思い出もあるんだけど、なんで高校のときだけポッカリとあんなだったかなあ。でも経験してないのに、不思議とほろほろと懐かしく感じる危なっかしさ。
ペ・ドゥナさんはとってもかわいくて釘付け。映画の後半になるにつれ段々と挙動が怪しくなっていったのですが、留学生というのは皆さんあんな感じですか?手足が棒。
そういえば高校の文化祭といえば、ライブ盤「on PLEASURE BENT」を曲順からMCまでそっくりそのままやってたフリッパーズのカバーバンドがいました。ホーンも入れててよくやってた。そんな忘れかけてた小さなことも思い出させてくれた映画でした。隣で見てたひとも含め、結構泣いてるひとがいましたです。
湯川潮音の「風来坊」がよかったので、彼女の新作「緑のアーチ / 裸の王様」を帰りに購入。
中村有志といとうさんがいるだけで、すごく安定感を感じるなあ。大仕掛けや合唱団も出てくる渋公公演。
リス鍋がいちばんの大ネタで(大竹まことのリス化がかわいらしい。おじさん萌えちょっと理解)、いとうさんがベストの前後を間違えて着てるのがハイライト。「いとうが間違えた」ってのがポイント。吹いたし。
充分水準以上なんですけど、映像挿み過ぎでちょっとブツ切り感が残りました。まだなにもない誰もいないお台場の映像が懐かしい。
何はともあれ五月女ケイ子です。これまでもテレビ(タモリ倶楽部など)でたまに見る彼女には、クラクラさせられっぱなしだったのですが、これほどたっぷり堪能させてもらって大満足。「なんでですか?なんでおしっこをするんですか?!」「たくあんのお匂い!」「あたまに本が10冊も!」シティボーイズのお三方より五月女の挙動にどうしても目が。目が離せない。そんな五月女さんの怪演も、本人の天然の魅力以上に、旦那であるところの細川徹が奥さんの生かしどころをよくわかった上での演出をしてる賜物なんでしょう。
「三木聡演出以外はどうも」という評判ですが、結構楽しめました。やはり「斜陽」が好きかな。先日の「丈夫な足場」のように、個々のコントが最後に収束する気持ちよさ、みたいのがもっと欲しいとは思う。あの権利問題やコードに触れるとこを静止画と字幕で処理してあるのは、勢いが切れてかなりいただけないことになってますがね。
ちなみに大竹さんのメガネは「Beausoleil」「G.O.M.」「Eye'DC」のもの。最近でもそうですね。
メモ。
「加速するおそさ」
「ウエットスーツを着た弁護士・山村」
「玄関におしっこをしていく犯人をつかまえるために仕事を犠牲にしている男」
「壊れた性」
「斜陽」
「首の皮1枚ショー」
「中腰の男」
「シーソー公園」
「バカ国境を越える」
シティボーイズと一緒に借りた映画その2。榎本加奈子、藤田陽子のナチュラルな演技が光る。PFFぽい作品。とわかった風に言ってみる。けど好きか嫌いかでは断然好きな後味。
女の子がふたりきりで喋ってるところっていうのはなかなかお目にかかれないものでして、まあお目にかかれたらふたりきりじゃないんですけど、ともかく仲のいい友達同士、ギクシャクした友達同士、ただの同級生同士、あるいは仕事の相手同士、なんにしても女ふたりの会話ってどんな感じなんだろうっていうのは、よく考えてみりゃ興味のあるところ。
すごく仲良さそうに見えてたのに「卒業してから一切連絡してない」とか「実はニガテ」とかってのはよく聞く話で、それまでの認識と実は真逆で驚かされることも珍しくないですよね。またこの映画のふたりのように「合わないのに合う」というパターンもあるわけで。そういうわけのわからなさ、オーバーに言うと「違う生き物感」が面白くてちょっと不気味と常々思っています。そんな女どもに囲まれて、ヒヤヒヤさせられる忍成くんなんかにはなんだかとても共感。こういうのがたまに快感混じることもあるってのが奥深い。女性というのは興味が尽きないものだなあ。
■「犬猫」
「丈夫な足場」と一緒に借りたのが何故かこのサーフガールムービー。なんか立て続けにオススメられてるのを読んだんですよね。
天才少女サーファーの挫折と迷いと恋と友情と、それらを結局ライディングで克服するってまあネタバレも何もないさねというくらいわかりやすいストーリーです。細かい設定がいつの間にかどっかにいっちゃう映画です。
とにかくノースショアの映像がきれい。それからダイナミックなサーフシーン。監督の心血は波の撮影と編集に注がれてるんじゃないかと思うほど(メイキングを見てしまうとそれが確信に)ですが、ノーマルなストーリーを力強く、女の子たちをかっこよく見せてくれるのはこの映像の力でもあるわけです。いや、それにしてもなんだろう。この観終わったあとのスッキリした気分は!あー多分女の子4人で暮らしてるっての萌えポイントなんだ。判明した。映像の力なんかじゃなかった。かわいいのに貧乏でタフな女の子4人。この設定に最初からすでにやられてしまってたわけです。
この映画とは結構違うんだろうけど「SPROUT」観たいなあ。スプライト飲みたいなあ。
ひさしぶりにDVDをレンタル。以前覗いたときにはなかったシティボーイズ公演のDVDがズラリと揃っていたので、思わず借りる。映画とセットで1作ずつ借りて観ようと思います。まずは多分昔1度見てる「丈夫な足場」から。ムヒの話がとても印象に残っていたのですが、「ああ!これがあった!」と改めて「岩祭りvs蒲団祭り」の破壊力に降参。破壊力、というほどでもないか。これからしばらくは「岩祭り、ガガンガガン」と一人唱えそうです。いとうせいこう若くて痩せてるし、スネ夫的演技がかなりフィット。
鑑賞中のおつまみはニンニク丸揚げと、頂き物キュウリ。
メモ。
「フランスにある日本の会社」
「ムヒを貰った話」
「暗闇坂のオルガン教室」
「森村さん」
「白い廊下の出来事」
「アヤムラのおばさんチャーシュー泥棒を捕まえる」
「森村さんの夢」
「岩祭りvs蒲団祭り」
「兄弟たちと森村さん」
「もしかして、あなただけかもしれません」
「7月7日の蒸発者達」
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