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March 21, 2004

京都旅の手帖

京都から帰って参りました。片道3時間半のドライブはやはり腰に少しきますねえ。
母親とばあちゃんを乗せてドキドキで初名神を飛ばし、弟は新幹線で上洛し、前日にアメリカから帰ってきたばかりの従兄弟もやってきて、不思議な組み合わせながら、まずは祇園で夕食。なんてことないのに値段はいい京料理を食べる。

「京阪のる人、おけいはん」これほどまでにナイス語呂なコピーは近年ないよねやっぱり!と思ったが最後、このフレーズが頑固にこびりつき、とうとう京都を発つまでぐるぐる頭をめぐり続けておかしくなりそうでした。2日目はそんな京阪に乗ってまず仕事。全く何の成果もなく、1時間でトンボ帰り。
再び京都へ戻って、今回の旅のクライマックス。10年間親戚に顔を見せない困った従兄弟がいましてですね、みな心を痛めていたのですが、おばあちゃんに彼を会わせるというそんな小金治師匠みたいなことをやってきたのでした。アポ有りながら大勢で仕事場まで押し掛け、10年ぶりの再会。意外に温かい雰囲気に。おばあちゃん感激の涙。よかったよかった。とりあえず。
ちょっとその後壬生寺(つまらない)→北野天満宮(梅はもう終わり)→龍源院→大仙院(最悪)と結果イマイチなコースどり。唯一龍源院の石庭はよかった。隣で外国のお姉さんがミニマムでビューティフルだとかなんとか圧倒されていました。

夜は高台寺の夜間特別拝観へ。入場時間ギリギリの9時半になって行ったら人もまばらでよかったですよ。石庭にレーザーで絵を描くのはいかがなものかと思ったけれど、まあそれなりに綺麗。竹がよかった。傷心旅行中の女性と思い掛けない出会いでもしないかと、寺で煩悩が頭をもたげたのですが、桜の樹はそんな幻惑すら見せてくれなかった。です。

おばあちゃん孝行を優先させてたらAlone in Kyotoな自由時間は最後雨の日の午前中3時間だけになっちまったい。しっかし平日の9時過ぎに街に出てもどこも開いてませんよ。寺巡るには時間がないし、どうしようかと立ち尽くした四条河原町。あてもなくウロウロした結果、実日子気取りをキメようと思って京都芸術センターに初めて行ってみたのですが、なんてことなかった。綺麗すぎて。今は無き食糧ビルの方が100倍ステキだったと思います。

そんなことで個人的にはあんまり残らなかった京都路でしたが、いわずもがな京都は奥が深いですから。また行きましょ。

切通し進々堂
一歩堂
嵩山堂はし本
伊藤組紐店

Posted by SUE at March 21, 2004 01:52 AM