SWING GIRLS

「スウィングガールズ」観てきたすよ。
もうノリッノリで会場全体手拍子にスタンディング！ってことはまったくなくて、もう地方シネコンの惨状を目の当りにいたしまして、170席くらいのとこに10人いないし！いくらレイトショーだといえども。われわーれは真夏といえども。音響も悪いし（音が正面からしか聞こえてこないんですけど！）、ちょこっと作品とは別なところで残念でしたが、まあかなりリラックスした姿勢で観れたからそれはそれでよかった。

決して映画は沢山観る方ではないですが「いい映画」ってのはやっぱり「映画館出るときに気持ちいい気分になる映画」だと素直に思っておりまして、多少流れが粗っぽくてもなんでもこの作品は合格点なのです。

やはり出演者が実際に演奏してる（ってあらかじめ予備知識持ってる）ってのは大きくて、そりゃ違和感無い吹き替えなんて容易くできるはずなのに、そうじゃないところが迫力持たせるわけで、笑いとのギャップが引き立って感動させられるわけで、もしコレがセミドキュメンタリーみたいに一歩一歩苦労しながら上達して行く成長物語だったら迫力半減だったことでしょう。本当の「感動物語」であるところをガバっと端折ってプロモーションにまわすって賢いなーと思いました。ってそれって「ウォーターボーイズ」の時から散々語られてることですね。
てなことで演奏シーンがもっと観たいですよ！もう終わり？って思いました。かっこよかっただけに物足りなさも少し感じます。生演奏を観れたりする人が本当に妬ましいです。
あれですか。各地ジャズフェスでの演奏の模様はDVDの特典映像として収録って腹ですか。そんなこったろーと思ったよ！

エンディングロールはNat King Coleの「L.O.V.E.」だったわけですが、この曲は学生時代に作ってたラジオドラマでもエンディングで使った曲でして、そのときも大胆にフルコーラスで使ったんですが、そしたら他の学校の人に「フルコーラス非常識」とか酷評されて、ゴミ箱蹴っ飛ばした思い出が。青春っていいですね。

■スウィングガールズ
■トレイラー
■上野樹里
■本仮屋ユイカ